2019年6月、日本サッカー界にとって衝撃のニュースが飛んできました。
「FC東京 久保建英(くぼたけふさ)、レアル・マドリード(カスティージャB)への移籍!!」
このニュースは日本どころか世界的なニュースになりました。サッカーをあまり知らずとも久保建英、レアル・マドリードは一度は聞いたことのある名前だと思われます。
ただ、実際の所どのくらい凄いことなの? レアル・マドリードって凄いチームなの?といった疑問と共に久保建英選手に迫っていきたいと思います。
世界一のクラブ レアル・マドリード
まずはレアル・マドリードについて、紹介するほどでもないくらい有名ですが、軽く触れて行きましょう。
レアル・マドリード、一度は聞いたことのあるクラブ名でしょう。言わずもがな世界最高のクラブ、輝かしい成功や巨額の投資金額から付いた愛称は「銀河系軍団」です。白い巨人=エルブランコといった愛称でも呼ばれています。
世界最高の選手クリスティアーノ・ロナウド、現レアル・マドリード監督ジダン、日本人に馴染みのあるデビット・ベッカムなどといった世界のスーパースターが所属していたクラブです。
今年の夏の移籍で156億円といった巨額の数字で移籍してきたエデン・アザールを始めとする現レアル・マドリードのメンバーも世界最高の選手が揃っているチームなのです。
そして、ヨーロッパで一番のクラブを決める大会「チャンピオンズリーグ」で13回も優勝したクラブです。
その数字が如何に凄いかと言いますと過去64年の大会(前チャンピオンズカップも含む)で、第2位がACミラン7回、メッシで有名なバルセロナ5回、世界一ファン数が多いと言われているマンチェスター・ユナイテッドですら3回という成績です。
そしてレアルは6年間の内3連覇を含む4回も優勝しているのです!!
お分かり頂けたと思いますが、レアル・マドリードは世界最高のクラブなのです!!
久保建英とは
久保建英選手の簡単なプロフィールですが、
出身 神奈川県
誕生日 2001年6月14日
身長 174cm
体重 68kg
ポジション FW or MF
となっています。
久保選手が世界へ挑戦したのは今回が初めてではありません。
初めての世界への挑戦
久保選手が初めて世界へ挑戦したのは、8年前の2011年です。当時久保選手は小学4年生でした。
そして、所属したクラブはリオネル・メッシが所属しているバルセロナのメッシ自身もかつて所属していた下部組織カンテラでした。
何故そんな小さいころからバルセロナという世界最高のクラブに所属できたのか。
きっかけはバルセロナ主催のバルセロナキャンプでした。バルセロナキャンプでMVPに選ばれた久保選手はバルセロナ選抜チームとして世界大会に挑戦しました。
そこでもまたMVPに選ばれました。当時のカンテラコーチの推薦でバルセロナの入団テストに参加することになり、見事合格しました。
FCバルセロナには、13歳未満の選手はカタルーニャ出身の選手以外とは契約しないという内部規定がありますが、それでも久保選手の才能が欲しい為、特別扱いで入団させました。
久保選手の才能は幼少期から世界に認めてられていたという事ですね。
バルセロナ時代の圧倒的な成績
バルセロナ入団後、12-13シーズンで30試合74得点で1試合あたり2.4得点という圧倒的な数字を残しました。
13-14、14-15シーズンで成績を残し、着実に昇格して、バルセロナのトップチームでメッシとともにプレーをするんだと誰もが思いました。
しかし、14‐15シーズンの途中、バルセロナの18歳未満の外国人獲得の違反によって、久保選手の公式試合の出場停止処分が下されてしまったのです。
こんな悲劇が起きてしまって久保選手ですが、試合に出る環境をとり日本のFC東京へ入団することを決意しました。
飛び級しまくりの高校生
日本へ帰国後も類まれな才能を発揮し、飛び級でU-20日本代表選出やJリーグ公式試合の最年少出場の更新など数々の記録を残しました.
そしてレアル・マドリードへ
日本で数々の記録を残し、日本代表として試合に出場をし、久保選手が18歳の誕生日を迎えた時、
「久保建英、レアル・マドリードへ移籍」
というニュースが飛んできました。
衝撃的なニュースです。日本サッカー界にとって歴史的な快挙です。
でも、何故自分を育ててくれたバルセロナではなく、同じスペインのライバル、レアル・マドリードに移籍したのでしょうか。
バルセロナとレアル・マドリードが久保選手へ提示した契約には明白な差がありました。
バルセロナ「年俸25万ユーロ(約3000万円)、バルサB登録の契約」
マドリード「年俸100万ユーロ(約1億2000万円)、トップチームとカスティージャ(レアル・マドリードB)で登録の契約」
二つでの契約内容は歴然です。レアルはバルセロナにダイヤの原石を取られると思い、かなり思い切った契約を提示しました。
そして、トップチームで試合に出れる可能性のあるレアル・マドリードを選びました。
実際、シーズン前に行なわれたプレシーズンマッチではトップチームに帯同し、モドリッチ、セルヒオ・ラモスらと共に試合に出場しました。
いい意味で期待を裏切り、ジダン監督の評価が急上昇し、下部組織での登録はなくトップチームとしてプレーすべきであるとクラブ内で意見が高まりました。
しかし、トップチームで出場するには並大抵ことでは出来ません。ましてや、同じポジションには現バロンドール獲得のモドリッチ、ベイルなどとスーパースターが連ねています。
そんな中、久保選手はマヨルカへレンタル移籍(期間が終われば戻れます)を決断しました。一部リーグで出場出来るチームへ加入しました。
マヨルカで活躍をし、マヨルカvs.マドリードの試合で活躍すれば、戻ってきた際にポジション獲得につながる武者修行に出たというわけです。
久保選手の能力について
久保選手はロナウドよりもメッシに近いプレースタイルだと思います。視野の広さから周りを使う能力はずば抜けていて、自分のドリブルでも打開することのできる能力であることは間違いありません。
今の所ストライカーとしてのプレースタイルよりはモドリッチのようなゲームメイクを行なうプレースタイルであると思います。
マヨルカでの修行でプレースタイルの変化や潜在能力の開花で久保選手が飛躍することは間違いありません。
今年のラ・リーガは熱い!!
今年のラ・リーガは香川真司、岡崎慎司、柴崎岳が2部のチームへ移籍、乾は1部エイバルのチームにいるため、今年は今まで以上にスペインが熱い!!
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