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日本人初のNBAドラフト1巡目指名!八村塁選手のこれまでの輝かしい実績とNBAで活躍できる可能性に迫る

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2019年、NBAのワシントンウィザーズから1巡目全体9位でドラフト指名され、日本人初のNBAドラフト指名という快挙を成し遂げた八村塁選手。NBAドラフトされた理由は、学生時代に積み上げてきた輝かしい実績が評価されたものです。

 

八村選手のこれまでの実績や経歴を振り返りながら、NBAに認められた彼の真の実力と才能についてご紹介します。

 

そして、今後八村選手はNBAで活躍できるのか、スター選手になるために身につけるべき能力、さらに所属するチーム・ウィザーズとの相性についても解説していきます。

 

 

生年月日 1998年2月8日

両親 父親がベナン人、母親が日本人

出身 富山県出身

身長・体重 203cm、104kg

ポジション パワーフォワード兼スモールフォワード

全米スポーツの中でも最も狭き門として知られるNBAドラフト

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八村選手についてご紹介する前に、まずはNBAにドラフト指名されるということがどれだけすごいことなのかを解説します。

 

アメリカスポーツ界でもエリートの中のエリートだけがプレーすることを許されるNBA。全米スポーツの中でも最も狭き門と言われる理由は、ドラフト指名人数の少なさと競技人口の多さにあります。

 

メジャーリーグが約1200人、アメフトのNFLが約250人ドラフトされるのに対し、NBAはたったの60人。さらに、バスケの世界的な競技人口はサッカーや野球よりも多いという統計結果があります。

 

これだけ倍率が高いNBAにドラフトされるということは、八村選手が日本人だからアジア人だからすごい!というだけでなく、全世界的に見ても驚くべき快挙なのです。

 

この快挙を踏まえた上で、次は八村選手の実績をご紹介していきます。

小学生時は陸上と野球で大活躍

八村選手の小学生時代は陸上の短距離と野球をしてしました。野球では投手と捕手を兼任し、イチロー選手に憧れていたそう。

 

陸上では走れば大会新記録、野球では投げては豪速球、当たればホームランと、この頃から抜群の身体能力で近所では有名だったようです。

バスケ素人から全国2位にまで成長した中学時代

富山市立奥田中学校に進学した八村選手は、当初どの部にも所属していませんでしたが、友人たちからバスケットボール部にしつこく勧誘され入部することになります。

 

この時八村を「とにかく連れて来い」と友人たちに指示をしたのが、八村の1番の恩師として知られる坂本穣治コーチです。

 

最初はドリブルもままならない素人でしたが、坂本コーチの「お前はNBAに行く」という言葉と、人一倍の努力でみるみる上達。中3時には190cmにまで伸びた身長を活かし、チームを全国大会準優勝に導きました。

全国大会3連覇で高校バスケ界を席巻

宮城県の私立明成高等学校に進学した八村選手は、1年生からチームの主力として活躍。全国大会ウインターカップ決勝では32得点を挙げて優勝に大きく貢献し、八村塁の名前を全国のバスケファンに轟かせました。

 

2、3年生時にもウインターカップで連続優勝し高校3年間でウインターカップ3連覇、さらに大会を通して優秀な選手を選出するベスト5に3大会連続で選出。3年時にはもう1つの全国大会インターハイでも優勝しました。

 

日本人離れした高さ・パワーだけでなく、小柄な選手にも負けないスピードと技術を兼ね備えた八村選手は、日本の高校ではまさに敵なし状態。実際に八村選手も、この頃からNBAを現実的な夢・目標として捉え始めていました。

アメリカの名門ゴンザガ大に進学しNBAに1歩前進

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日本の高校では敵なしだった八村選手、大学はアメリカの名門ゴンザガ大に進学します。

 

在籍1年目からチームは全米日本一を決める大会NCAAトーナメントに進出。八村選手は1回戦で1分間出場しNCAAトーナメント日本人初出場、さらに準々決勝で3ポイントを決め日本人初得点を記録しました。

 

1年目こそ出場時間に恵まれませんでしたが、2年目からはベンチ出場がほとんどながら37試合に出場で1試合平均11.6得点4.7リバウンドを記録し、チームの流れを変える選手として活躍します。

 

この頃から八村塁の名前は、NBAスカウトの間で少しずつ注目され始めます。

日本代表でも圧倒的存在感でチームを牽引

八村選手はゴンザガ大の選手としてだけでなく、日本代表としても活躍してきました。各年代の代表に選出されていたことはもちろん、2015年には日本代表候補に高校生として選出されています。

 

2018年6月には韓国との強化試合で日本代表デビュー。2019年FIBAワールドカップアジア予選では、1試合平均21.5点と圧倒的存在感でチームを引っ張ります。

 

特にこの大会では八村選手が合流する前に日本チームは開幕4連敗し、本戦のW杯出場権獲得の崖っぷちに立たされました。しかし、八村選手や現在NBAのグリズリーズで活躍する渡邊雄太選手がチームに加わったことで連勝し、W杯への出場を決めます。

チームのエースとして大活躍し全米が注目する選手に

ゴンザガ大での3年目はチームのエースとして全37試合でスタメン出場し、1試合平均19.7得点6.5リバウンドを記録しました。さらに、マウイインビテーショナルという大会では、超がつく名門校デューク大(今年のドラフト1位ザイオン・ウィリアムソンと3位R.J.バレットがいたチーム)を決勝で破り優勝。

 

八村選手は見事大会MVPを獲得します。特に決勝での活躍は全米を驚かせ、アメリカのバスケファンに八村塁の名前を刻み込む結果となりました。

 

このシーズン八村選手は、ポジション別の全米年間最優秀選手に与えられる賞であるジュリアス・アービング賞や、WCC MVPを受賞するなどその活躍が大いに認められ、NBAドラフトの有力候補として大きな注目を浴び始めました。

八村選手がドラフトされたウィザーズというチーム

ゴンザガ大での輝かしい実績を携え、ワシントンウィザーズから1巡目全体9位でドラフト指名された八村選手。八村選手がこれから所属することになるウィザーズというチームは、八村選手にとって非常に有利なチームだと言われています。

 

その理由は、ウィザーズは近年成績不振により、現在若い選手で立て直しを図っている最中であるため。さらに、八村選手のポジションである「パワーフォワード」と「スモールフォワード」が手薄なチームであることも1つの理由です。

 

若い選手が中心でさらに同じポジションにライバルが少ないチームのため、新人の八村選手にも大いに出場時間が与えられると予想されています。

 

また、八村選手を活かしてくれるポジションである「ポイントガード」と「シューティングガード」に、NBAトップクラスの選手が所属していることも大きなポイント。

 

特にポイントガードの「ジョン・ウォール」という選手はオールスターにも出場するほどのスーパースターで、素晴らしいパスを出してくれる選手の存在は八村選手に非常に有利に働いてくれるでしょう。

八村選手がNBAで活躍できる可能性は非常に高い

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八村選手のプレースタイルの魅力は、203cmの高さとパワー・俊敏性とスピード・シュート力などの技術面を、すべてバランス良く兼ね備えていること。現代のNBAでは八村選手と同じ身長のレブロン・ジェームズを筆頭に、すべてをバランス良く兼ね備えた選手が多く活躍しています。

 

八村選手も同じようなタイプの選手で、必要な基礎能力をすべて兼ね備えているため、NBAで活躍するための土台は十分にできているといえでしょう。

 

そして、もう1点八村選手が活躍できる根拠があります。それは、経験不足による伸び代の多さです。バスケは経験のスポーツと呼ばれるほど経験値が重要なスポーツです。ドラフト指名されている他の選手のほとんどは、小学生やその前からバスケを始めていて、それだけ多くの経験を積んできています。

 

それに対して、中学からバスケを始めた八村選手は実はまだまだ経験が浅い選手。つまり、これからも多くの伸び代があるということです。実際にウィザーズが八村選手を指名した理由は、経験の浅さによる伸び代の多さが大きかったと言っています。

 

もし、開幕からすぐに活躍できなかったとしても、NBAという最高の環境で経験値を積めば、シーズン途中から確実に頭角を表す選手に成長してくれるでしょう。

八村選手が今後NBAで活躍するために必要な能力

バランス良く能力を兼ね備えている八村選手ですが、今後NBAで活躍するために必要な能力があります。それは3Pシュートの成功数を増やすことです。

 

現代のNBAの得点の主流は3Pシュート。ひと昔前までは3Pシュートは小さい選手の特技でしたが、現在は210cmを超える選手でさえ1試合平均2本以上決めるなど3Pシュートを得意としています。

 

八村選手も3Pシュートが下手な選手ではありませんが、1試合に1本決めるかどうかという程度で決して得意とは言えません。今後、1試合平均の3Pシュート成功数を2本以上に増やすことができれば、プレーの幅はさらに広がりディフェンスすることが難しい一流選手に成長するでしょう。

 

これまでも常人では考えられない努力で輝かしい実績を積んできた八村選手なら、NBAという世界最高峰の舞台で大きく成長し、日本のバスケシーンを大いに盛り上げてくれるはずです。

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