【ボクシング】世界戦は延期。。でも期待が大きい 井上尚弥 今後の展望 | 海外でのスポーツ観戦・体験・トライアウト・ウェディングはWSC

【ボクシング】世界戦は延期。。でも期待が大きい 井上尚弥 今後の展望

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ラスベガスで4月に予定されていたボクシング井上尚弥選手の試合は、コロナウイルスの影響により残念ながら延期となってしまいましたが、あらためて井上尚弥の経歴・実績・今後の展望についてまとめてみました。

 

経歴
神奈川県座間市出身。26歳。世界王者を何名も輩出している大橋ボクシングジムに所属し、父の井上真吾氏がトレーナーを務めています。弟の井上拓真も同じプロボクサー。
アマチュア時代には、高校生にして7つのタイトルを獲得するという日本ボクシング史上初の偉業を成し遂げ、プロ転向後も国内最速の8戦目で2階級制覇を成し遂げました。

プロ・アマを通じてダウンを奪われたことは一度もなく、流血も18戦目まで一度もありませんでしたが、2019年11月7日のWBSS決勝のノニト・ドネア戦で、19戦目にしてはじめて右瞼をカットして流血し、2か所を骨折する重傷を負ったことで、苦戦と言われるような試合も経験しました。

ニックネームはMonster(怪物)で、軽量級とは思えないパワーのパンチで世界中の猛者を次々とKOでマットへ沈めてきました。そのパワーと相手のパンチをもらわない守備力も兼ね備えたボクサーです。

階級を超えたボクサーのランキングであるパウンド・フォー・パウンドにおいては現在3位にランクされ、世界から認められている日本史上最強のボクサーと言えるでしょう。

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実績

現在までの主な実績をご紹介すると、

試合成績は19戦19勝(16KO)0敗と無敗を続けています。

 

元WBC世界ライトフライ級王者 1度防衛

元WBO世界スーパーフライ級王者 7度防衛

現WBA世界バンタム級スーパー王者・IBF世界バンタム級王者 WBA3度・IBF1度防衛中

 

ということで既に世界3階級制覇を達成しています。

過去の主な対戦相手

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オマール・ナルバエス

2014年12月30日WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチにて対戦。

相手のナルバエスは当時、フライ級世界王座を16連続防衛し、WBO世界スーパーフライ級王座を11連続防衛中。20年以上150戦超のプロ・アマを通したキャリアで一度もダウンを喫したことはないという強敵でしたが、第1Rから早くも2度のダウンを奪い、第2Rもこの試合4度目のダウンでナルバエスが立ち上がることができず、KO勝ちを収め完勝という結果に驚きました。

 

ジェイミー・マクドネル

2018年5月25日WBA世界バンタム級タイトルマッチにて対戦。

相手のマクドネルは過去亀田和毅に2度も勝利したということで強敵であることは間違いないはずでしたが、わずか1RでTKO勝利を収めて3階級制覇を達成しました。

 

ファン・カルロス・パヤノ

ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメントに第2シードとして参加が決定し、井上は初戦の相手としてパヤノを指名し、2018年10月7日に対戦。

相手のパヤノは過去にWBAのスーパー王者を獲得する等名王者の一人として世界に知られていましたが、またも僅か1RでのKO勝利を収めて、パヤノ8年のプロ・キャリアで初めてのKO負けを与え、トーナメント準決勝進出を決めました。

 

エマニュエル・ロドリゲス

2019年5月18日にWBSS準決勝としてイギリス・グラスゴーにて対戦。

相手のロドリゲスはIBF王者でしたが、僅か2RでKO勝利を収め、相手にプロ初黒星を与えるとともにWBSS決勝へ進出しました。

 

ノニト・ドネア

2019年11月7日にWBSS決勝として対戦。

相手のドネアは世界5階級制覇王者で誰もが知っている偉大なボクサーです。試合はいつものような早期決着とはならず、井上は相手のパンチでキャリア初の試合中に負傷・流血となり大苦戦となりますが、ドネアにダウンを与え判定で勝利し、見事トーナメントを優勝しました。

今後の展望

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日本人世界王者は『日本国内でしか戦わない』ことが通例でしたが、井上は強い相手と戦うために積極的に海外での試合に挑戦しています。加えて、WBSSで優勝したことで世界中に実力と名前が知れ渡りました。

 

優勝後には早速アメリカのボクシングプロモーション大手・トップランク社と複数年契約を結んだことが発表され、今後も積極的に海外進出していくことが決定的となりました。

 

トップランク社との契約後、初戦として、ボクシング聖地・ラスベガスでのジョンリル・カシメロ戦が4月に開催予定でしたが、コロナウイルスの影響により残念ながら延期となりました。相手のカシメロも3階級制覇を達成しており手強い相手であることは間違いありませんが、井上は直近の目標としてバンタム級の4団体制覇(WBA・WBC・IBF・WBO)を目標と話していたことから、既に自身がWBAとIBFのタイトルを保持しており、WBO王者のカシメロ戦はあくまでも通過点として、WBC王者ノルディーヌ・ウバーリも倒してバンタム級統一というシナリオが直近のゴールでしょうか。

 

その後は、あまりの強さで既にバンタム級での対戦相手も限られている為、また日頃の鍛錬・体格アップによるバンタム級での減量苦も予想される為、常に最高のパフォーマンスを発揮するためにスーパーバンタム級やフェザー級など適正階級へのアップも考えられます。

いずれにせよ井上が今後も勝ち続けることで更なるビッグファイトが期待できそうです。

その意味でも次戦のカシメロ戦に注目です。

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