ツール・ド・フランス2019のみどころ | 海外でのスポーツ観戦・体験・トライアウト・ウェディングはWSC

ツール・ド・フランス2019のみどころ

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オリンピック、W杯と並んで、世界三大スポーツの祭典とされている「ツール・ド・フランス」。総走行距離約3500km、大会期間3週間にも及ぶ長く険しい戦いの中で、最大の栄誉でもある「マイヨ・ジョーヌ」を目指します。毎年激しい戦いが繰り広げられる「ツール・ド・フランス」ですが、2019年大会はどうなるのでしょうか。今回は「ツール・ド・フランス2019年大会」のみどころをまとめていきます。

「ツール・ド・フランス」とは?

まずは、「ツール・ド・フランス」という世界最大の自転車ロードレース大会を紹介していきます。

 

「ツール・ド・フランス」は、フランスを中心に毎年7月頃に行われる自転車ロードレースで、「ツール」とは日本語で「一周する」という意味です。名前の通り、フランスをグルッと一周するようなコースで行われる自転車ロードレースで、総走行距離は約3500km、大会期間は約3週間にも及ぶ、世界最大規模のレースとなります。

 

大きいのはレースの規模だけではなく、盛り上がりも世界最大級です。開催国のフランスはもちろんのこと、世界190カ国で放映されます。もちろん日本でも毎年JSPORTSが配信を行なっています。

 

「ツール・ド・フランス」の歴史は長く、初開催は1903年となっており、2019年大会で106回目を数えます。今年は総合優勝の証でもある「マイヨ・ジョーヌ」誕生100周年を記念する大会でもあります。

 

「ツール・ド・フランス」で争われるのは、主に4つのジャージです。

 

1つ目は、全ステージを通じた合計タイムが最も短い選手に与えられる「マイヨ・ジョーヌ」。「ツール・ド・フランス」で最も栄誉あるジャージとなっており、その年の総合優勝の証でもあります。

 

2つ目は、コース途中に設置された「中間スプリントポイント」とゴール地点に設置された「ゴールポイント」の着順によって与えられるポイントの合計を競う「マイヨ・ヴェール」。このジャージには「キング・オブ・スプリンター」の称号が与えられます。

 

3つ目は、各ステージのコース上に設定された山岳の頂上の着順によって与えられるポイントの合計を競う「マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ」。主にクライマーが争うジャージです。

 

4つ目は、25歳以下の出場選手の中で、合計タイムが最も短い選手に与えられる「マイヨ・ブラン」。将来のマイヨ・ジョーヌ候補となる選手が獲得します。

 

この他にも、各ステージの優勝争いや、敢闘賞、チーム総合などの表彰があり、各選手の狙いなどに注目しながらみていきます。

「ツール・ド・フランス2019年大会」のコースは?

「ツール・ド・フランス」で毎年注目を集めるのが「コース」です。

 

コースは毎年ごとに異なっており、通過する地域や、タイムトライアル、山岳などの比重が注目を集めます。

 

「ツール・ド・フランス」のコース発表は、例年10月ごろに行われています。2019年大会のコース発表は2018年10月25日に行われました。

 

「ツール・ド・フランス2019年」は、マイヨ・ジョーヌ誕生100周年とエディ・メルクスがツール・ド・フランスで初優勝を達成してから50周年の記念大会でもあり、スタート地点はエディ・メルクスの出身国ベルギーの首都ブリュッセルとなりました。

 

コースの全容としては、ベルギーをスタートし、徐々に南下していきます。ボージュ山脈を経由してから、フランス中部の中央山塊を通過、フィレネー山脈での激しい戦いを行い、フランス東部のアルプス山脈へと進んでいき、パリの最終ステージを目指します。

 

例年だと、フランスを大きく一周するようなコースレイアウトで、時計回りか反時計回りかが注目されていたのですが、今回は少し変則的なコース設定になっています。

 

コースの特色としては、例年に比べ山岳ステージの比重が大きい設定になっています。標高2000mを超える頂上ゴールが3ステージも含まれており、質・量ともにクライマー向けの大会が予想されます。

 

タイムトライアルは、第2ステージのチームタイムトライアル27kmと、第13ステージの個人タイムトライアル27kmが設定されています。

 

また、2018年大会に初導入された、コース終盤のタイムボーナスについては、2019年大会にも設定されており、第3,6,8,9,12,15,18,19ステージが該当しています。

「ツール・ド・フランス2019年」注目ポイント① チーム・スカイのラストイヤー

2019年シーズン開幕前に飛び込んできた「チーム・スカイ、スポンサー撤退」というショッキングなニュース。

 

2010年代から、ブラッドリー・ウィギンス、クリス・フルーム、ゲラント・トーマスといったツール・ド・フランスチャンピオンを生み出してきた強豪チームでもある「チーム・スカイ」ですが、メインスポンサーでもあるイギリスの衛星放送が、2019年限りでの撤退を表明しました。

 

そのため、チームとしての存続はまだ決定していませんが、少なくとも「チーム・スカイ」という名前のチームは消滅することが確定しています。そのため、2019年はチーム・スカイにとってのラストツールとなります。

 

近年、圧倒的な強さを誇っていたチーム・スカイが今年の「ツール・ド・フランス」でどのような走りを見せるのか注目です。

 

そして、チーム・スカイでは、スポンサー問題だけではなく、エース争いにも注目が集まっています。

 

チーム・スカイでは、「ツール・ド・フランス」総合優勝計4回の絶対的エース、クリス・フルームが所属しています。しかし、2018年大会では、エースのフルームを上回る活躍でゲラント・トーマスが総合優勝を達成しました。

 

以前までのチーム構成では、エースがクリス・フルームで、ゲラント・トーマスはアシストという関係だったのですが、前年の結果を受けて、チーム内での序列が揺らいでいる状況でもあります。

 

クリス・フルームはあと1勝で「5勝クラブ」入りがかかっている状況で、今年もツール制覇に向けて照準を合わせています。一方、前年王者のゲラント・トーマスもツール優勝を目指すために、5月に行われるジロ・デ・イタリア欠場を表明しています。

 

そのため、「ツール・ド・フランス2019年大会」では、クリス・フルーム、ゲラント・トーマスという同チームに所属するチャンピオンのどちらがエースとして走るのかが注目を集めています。

「ツール・ド・フランス2019年大会」注目ポイント② モビスターの逆襲は?

近年の「ツール・ド・フランス」で圧倒的な強さを見せつけているチーム・スカイの対抗馬として例年注目されているのが「モビスター」です。

 

ナイロ・キンタナ、アレハンドロ・バルベルデ、ミケル・ランダというエース級の選手を3名抱えており、選手層の厚さでは、チーム・スカイに引けを取りません。

 

そんな中、ツール・ド・フランス2018年大会では、エースの3名を投入する「トリプルエース体制」が不発に終わりました。

 

野球でいうと4番打者を並べたような布陣でもあったため、連携面での不備が目立つシーズンでもありました。

 

「ツール・ド・フランス2019年大会」では、前年度のトリプルエース体制から脱却し、ナイロ・キンタナ、ミケル・ランダの2名で優勝を狙います。今年のツールは山岳色が強いため、世界屈指のクライマー2名による活躍に期待が集まります。

「ツール・ド・フランス2019年大会」注目ポイント③ 若き総合エースの活躍は?

近年顕著なのが若手ライダーの台頭です。ここ数年でグランツールの表彰台のメンツはかなり変化してきました。

 

中でも、今年の「ツール・ド・フランス」で注目を集めるのは、オランダのTTスペシャリスト、トム・デュムランです。タイムトライアルでは絶対的な強さを誇り、山岳ステージでの強さも持っているグランツールライダーで、前年のツールでは総合2位に輝きました。個人の能力でチーム・スカイを脅かすことができる存在でもあります。

 

その他にも、フランスの期待を一心に背負うロマン・バルデ、2018年ブエルタ・ア・エスパーニャを制したサイモン・イェーツ、前年のツールで総合4位と大躍進を遂げたプリモシュ・ログリッチェなど、総合優勝争いの勢力図は一新され、また新たな局面に入っています。

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