毎年2月〜3月にヨーロッパで開催されるラグビーの「シックス・ネイションズ」が佳境を迎えています。(今年はコロナウイルスの影響で数試合延期中です。)
ここまでのシックス・ネイションズについて総括してみました。
シックスネイションズとは
ヨーロッパのラグビー強豪国6チーム(イングランド、アイルランド、ウエールズ、スコットランド、フランス、イタリア)により毎年2月〜3月に掛けて開催される国別対抗戦で、1回戦総当たりのリーグ戦で合計15試合が行われます。
強豪国同士の対戦ばかりなので、ワールドカップにも引けを取らない好試合を観ることができます!
最多優勝はウェールズの39回で、 イングランド38回、フランス25回、アイルランド23回、スコットランド22回と続きます。昨年の優勝はウエールズ代表でした。
2020年の途中経過
コロナウイルスの影響により、4試合が延期(アイルランドvs.イタリア、ウエールズvs.スコットランド、イタリアvs.イングランド、フランスvs.アイルランド)となっているため、3月15日時点での順位は下記の通り。
順位
1 イングランド 勝点13
2 フランス 勝点13
3 スコットランド勝点10
4 アイルランド 勝点9
5 ウエールズ 勝点7
6 イタリア 勝点0
主な結果
・フランスが昨年のラグビーワールドカップ準優勝のイングランドを破る金星
・昨年優勝のウエールズが僅か1勝にとどまる
今回のシックスネイションズでの活躍が目立った選手
ウエールズ ダン・ビガー
2015年ワールドカップイングランド大会で日本代表の五郎丸と並んでプレースキック前のルーティーンが注目された選手でもあります。パフォーマンスだけでなく、プレーの質も高く、未だに健在でウエールズ代表を引っ張り、今年のシックス・ネイションズでは47得点を挙げ、現在のところ得点ランキング1位です。
イングランド オーウェン・ファレル
イングランドの主将としてチームを引っ張り、プレースキッカーも努め得点ランキング2位の39得点を挙げています。
フランス ロマン・ヌタマック
攻撃の要、SO(スタンドオフ)を務めるフランス期待の若手(20歳)です。
イングランドのファレルと並び得点ランキング2位の39得点を挙げ、今大会のフランス躍進に貢献。自国開催の次回ワールドカップに向けて更なる活躍が期待されます。
アイルランド ジョナサン・セクストン
34歳のベテランSOとして、アイルランドを引っ張る大黒柱です。
プレースキッカーとして得点力があり、今年も23得点を挙げています。
まとめ
順位表から分かるように、各チームの戦力が拮抗して今年のシックス・ネイションズも非常にレベルの高い試合が繰り広げられましたが、コロナウイルスの影響により数試合が中断され、最終結果が確定していないのが残念です。
シックス・ネイションズが終わり、世界のラグビー界では南半球の強豪チームも含めて6月下旬~7月のテストマッチを皮切りに、次回2023年のフランスワールドカップに向けて本格的な強化が始まります。
昨年は日本で初のラグビーワールドカップが開催され、日本でのラグビー人気が高まりました!7月からのテストマッチでは日本代表も世界の強豪国とのテストマッチが組まれています。
ぜひこの機会に、世界の強豪国同士の試合を現地ファンと一緒に観戦されてみてはいかがでしょうか?
【強豪国のテストマッチスケジュール】 ※順位は3月15日時点での世界ランキング
(9位)日本
11月14日(土)VSスコットランド@エディンバラ・BT Murrayfield Stadium
11月21日(土)VSアイルランド@未定
(1位)南アフリカ
7月4日(土)VSスコットランド@ケープタウン
7月11日(土)VSスコットランド@ダーバン
(2位)ニュージーランド
7月4日(土)VSウエールズ@オークランド
7月11日(土)VSウエールズ@ウエリントン
7月18日(土)VSスコットランド@ダニーデン
(3位)イングランド
7月4日(土)VS日本@大分
7月11日(土)VS日本@神戸
(4位)アイルランド
7月4日(土)VSオーストラリア@ブリスベン
7月11日(土)VSオーストラリア@シドニー
(5位)フランス
7月4日(土)VSアルゼンチン
7月11日(土)VSアルゼンチン
(6位)ウエールズ
6月27日(土)VS日本@静岡エコパスタジアム
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