アメリカのMLBやマイナーリーグ、独立リーグで野手として契約を勝ち取る方法はどこにあるのでしょうか?
投手と同じく、やはりヒーロー文化のアメリカでは、特大のホームランを打つことがバッターとしての誇りでしょう。
しかし、それだけではありません。
もちろん、松井秀喜元選手のように、日本と変わらずアメリカでも長距離打者として活躍することもできるでしょう。長距離、中距離、アベレージヒッター等のタイプ分けは選手の方自身が一番わかっていることであり、気付くことが大事ではないのかと思います。
では、アピールポイントや、評価されるポイントはどこでしょうか・・・
1、目に見えずらい好プレー
テレビで見るメジャーリーガーのプレーは、大胆であり、大雑把に見えるプレーもあるかもしれませんが、すごく基本に忠実で練習などでも「地味」な基礎練習に時間を多く使い、徹底的に行っています。
しかし、日本人選手も負けてはいません。
特大のホームランも評価の1つですが、「進塁打」「犠牲フライ」「送りバント」「盗塁」
「カバーリング」「バックアップ」も評価の1つです。
近年のアメリカで重要視しているチームやスタッフは少なくありません。
チームの勝利に貢献する、堅実なプレーをしっかり評価してくれます。
2、戦術的なプレー
アメリカでは、日本のように細かいサインが出ることは多くありません。
だからこそ、選手個々が考え勝利の為に今の自分がするべきプレーを選ぶことが重要です。
日本人=野球をよく知ってる という形ができつつある最近では、期待が大きくなっています。日本でプレーしていたことや、今までの指導者の言葉を思い出すだけで、チームに必要な選手になります。
3、コミュニケーション
先述のように日本人選手では「当たり前」なことがやはり野球の母国でも高く評価されるのです。そして、最後に最も重要な事は「コミュニケーション」です。
日本人の文化でもある「敬う」ということの形がアメリカでは少し違う感覚ではないでしょうか。
選手同士はもちろん監督、コーチ、チームスタッフとのコミュニケーションが非常に重要です。日本では、話しかけてはいけないというような雰囲気のある監督、コーチですが、アメリカでは一緒にバーに出かけたり、ミーティングでも陽気な話で笑い声が響く光景をよく目にします。
英語が苦手だから、言葉がわからないからというのではなく、積極的にコミュニケーションをとる気持ちが仲間の信頼につながると自信を持って言えます。
まずは行動を
海外挑戦といえば少し気を張る言葉に聞こえますが、大好きな野球を求めて海外に挑戦するだけの事です。
そこには、いままで見たことのない景色や仲間など沢山の宝物があります。
いつか、あなたが指導者になったときの財産にもなることでしょう。